表面加工について・・・

コートボールに印刷した場合は、まず100%表面加工をしましょう。
プレスコート、ビニールびき、PP貼り、PET貼り等があります。

基本的にコートボールに4色印刷をした場合、PPかPETをお勧めします。
と言うのも、自動製函機は、給紙にローラーを使用する場合が多く、(うちは、それがやなので、エアーですが・・・笑)ローラーで擦ると印刷面は、一発で終わります。

PPには、マットもここ数年出来ました。
以前は、塩ビ貼りだったのですが、現在は、当社では使用しておりません。
最近は、接着剤も良くなり、塩ビでなくても接着は可能です。
ただし、PP、PETに関しては、メーカー、銘柄で、接着剤が異なりますので、紙器メーカーに十分ご相談下さい。
PPに関しては、やはり接着実験をしてからの方が無難です。
接着実験については、接着剤商社が実験してくれます。
(私も、数種類データを持っていますので、お教えできます)

PPには、接着するための表面処理をしたものとしてないものがあります。(コロナ放電処理)
普通のPPは、基本的にはつきません。例えば、本のカバー等に使用しているものは、接着剤を使わないのでふつうのPPです。
コロナ放電処理をしてないものは、絶対!・・・とは言わないものの、普通は無理です。
もし、普通のPPを貼ってしまった場合は、速やかに私σ(・・*)に連絡下さい。何とかします(笑)
とはいえ、作業性を考えると、コロナ放電処理済みのPPが絶対です。

コロナ放電処理は、時間と共に劣化しますので、新しいものをご使用下さい。
PPは、見た目で処理したものかどうかわかりませんので、万が一事故がおきたことを考えると、出来れば、紙器メーカー経由で発注することをお勧めします。

私は、王子加工所の伊東社長と協力して、接着実験をしましたので、王子加工所に直接相談してもらっても大丈夫だと思います。(電話番号等は、北区の会社なので調べてくださいませ・・・。)
もちろん、私に相談していただいても結構です。



安く仕上げる為に・・・
安く仕上げるには、面付けと用紙の大きさに注意することです。
4面付けと2面付け・・・倍とは違わないまでも、コスト単価はそれなりに上がります。(面付け数を増やした方が当然割安))
また、PPをはった余白がかなり大きい場合、産業廃棄物としての処理代が別途かかってしまいます。
是非、紙器メーカーのプロにご相談下さい。
余分な紙を何10キロお金を出して買って、余分な場所にもPP加工し、余分なところに捨て賃はらい、環境破壊につながっている・・・こんなもったいないことはありません。
私のところそうですが、捨てるのなんてもったいないので、殆どないよう絶えず努力しています。
自ずと在庫のコートボールや別判をもっています・・・。単価もきっと知恵を払った分以上に安くなるはずです。
是非、知恵を絞ってみましょう・・・で、紙を発注する前に、印刷する前に、必ず紙器メーカーの担当者に聞いてみましょう。
有能な担当者であれば、何%かボール代が安くなるはずです。捨て賃も同様に・・・。