資材


天地糊付函
ボールに直にする場合
コートボールの9号又は11号
A5判で束が5センチくらいでまでであれば、9号又は11号の1枚だけで十分です。
束が特に厚い、又は、判形が大きい場合は、好みの厚みになるように後で合紙します。
ちなみに、「広辞苑 第6版 机上版」の場合は、9号のコートボールに、裏ボールとして同じ9号のコートボールを合紙しています。
現在、汎用の印刷機で刷れる厚みは、だいたい11号までになっているため、合紙をして対応しています。
・用紙に印刷して、後で合紙する場合
用紙に印刷する場合、後で合紙することを考えると、最低でも四六判70キロ以上にします。
というのも、あまり薄い紙を使用すると、合紙の際、皺の原因になり、作業にも時間がかかります。
また、PP加工を伴う場合は、四六判100キロ以上でないと、印刷物がスルメのようになり、正確に合紙できず、作業に支障が出る場合があります。
印刷した後、A5判で束が5センチくらいまでであれば、9号又は11号を合紙すればよいです。
厚みを出したい場合は、さらに合紙します。


貼函
・芯ボール
(特に束が厚いものでなければ)
四六判、B6判  20号
菊判、A5判    24号、28号
B5判        28号、32号
A4判        28号、32号

上記の号数の片白チップボールを使用します。
18号以下のボールは、函貼(印刷物)にもよりますが、ソリが大きく、また、強度も落ちます。(作製できない訳ではありません)

・函貼
一般的に四六判横目が圧倒的に多いので、四六判換算で、90キロから110キロまでになります。
これ以上厚い場合や逆に薄い場合は、作業に支障をきたしますのでやめましょう。
ちなみに、芯ボールの貼る側は、チップ面なので、灰色の色が透ける場合がありますので、注意が必要です。
紙の目に関しては、4つ取りであれば、四六判横目を使用し、2つ取りであれば、四六判縦目を使用します。
紙本来の柄を生かす関係や費用の関係で、逆目でやらなければならない場合もありますが、出来は多少落ちる場合がありますので、函屋さんに相談してください。